漫画好きな方は、漫画は漫画家の元で一緒に仕事をしている、漫画アシスタントがいることをご存知であると思いますが、そのアシスタントとはどのようなものであるかお話ししたいと思います。
漫画アシスタントって?
漫画アシスタントは、文字通り、漫画家さんの書く漫画のアシストをするお仕事になります。
どんな仕事があるの?
主役の人物は漫画家が描くため、それ以外のペン入れ、ベタ塗り、ホワイト、消しゴム、トーン、効果線、背景などです。今はアナログではなく、漫画制作ソフトを使ったフルデジタルもしくは、両方使っているなど、漫画家さんによって任される仕事が違います。
漫画家さんによって、アシスタントはデータでやりとりする方法で、家でも出来る時代になってきているので、漫画制作ソフトを使ったデジアシ(デジタルアシスタント)も出来ると、幅が広がります。
漫画のアシスタントになるのって難しいの?
資格があるわけではないので、技術があれば誰でも出来ることはできます。なので、未経験者でも、漫画家さんが依頼してくだされば、アシスタントをすることは可能になります。目安は自分で漫画を描ききったことがあり、人の原稿を丁寧に扱い、仕事ができる!という気持ちがあれば出来ると思います。
何もわからないから、一から教えて欲しくて、アシスタントになろうとするのだけはやめましょう。漫画家は忙しいからアシスタントを募集するのであり、漫画の描き方を人に教えてる余裕はありません。
落ち着いたら作品見てあげるよということはあっても、普通は、時間を取られてしまうので、一から全部教えてくれるなんて滅多にないレアケースです。
アシスタントをやるメリットとデメリット
メリット
- アシスタントへの指示の仕方の参考になる
- 苦手なことも任されることで、技術が上がっていく
- 締め切りまでにどう作業するか考えられる
- 漫画家の裏ワザ知識が身につくこともある
- 仕事場に行く場合、一緒に頑張ってる感じがする
- 話すのが好きな漫画家だと話しながら楽しく作業できる
- 漫画業界について聞けたりする
- 記載された漫画に自分が描いたところがあると誇らしい
- アシスタント先の漫画家の担当さんと繋がるチャンスがある
デメリット
- 漫画家の進み具合に左右されるから、予定が組み辛い
- 自分の苦手な作業が回ってくることもある
- 長時間拘束される
- 邪魔をしないように気をつかう
なるためにはどうしたらいいの?
アシスタントになるチャンスはネットがある今、色んなところにあります。
- 漫画アシスタント募集掲示板J.A.C.やGANMO
- 漫画雑誌の募集広告や公式サイトから応募
- 投稿する際にアシスタント希望と書く
- 担当編集さんからの電話
- 漫画家同士の知り合いで紹介される
- 持ち込みの際にアシスタント募集していないか、
編集部に電話をして募集していないかを聞く
今はSNSが広まっているので、タイミングが合えば、単発の緊急アシスタント募集をTwitterでしていることもあるので、気になる作家さんのフォローをしてチェックするのも一つです。
どの応募方法にしても、自分がどれだけ描けるか、力量を測るために漫画家さんに見せることになるので、すぐに見せられるように、完成された原稿か、サンプルを何点か用意してあるといいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
漫画のアシスタントは、締め切りが近くて、ピリピリしてるときにヘルプで入ることが多いので、気を使うデスクワークで結構体力を使うので疲れます。しかし、終わった後の達成感や、打ち上げ、漫画業界の裏話とか、楽しいこと、発見があるのも事実です(*´꒳`*)
困っている漫画家はいっぱいいます。アシスタントをやりたいと思ってこの記事を見ていただいていると思うので、是非、力になってあげてください!