漫画家志望であるならば、担当ついた!とかいう言葉は聞いたことあると思いますが、じゃあ、どうやって担当さん(担当編集者)がつくのか、そして、担当がついたらどうするのかをお話ししたいと思います。
担当編集者とは
担当編集者とは、プロの漫画家に1人はついていて、絵やストーリー、キャラなどをみて、気になるところを指導してくださる方です。
漫画は、一人で描いていると突っ走っていってしまうことがあるので、読者目線で見ていただき、作家の特徴や今の流行などを把握した上で、売れる作品を漫画に描かせる、プロデューサーみたいな存在であります。
担当つきとは
漫画家志望であるならば、担当ついた!とかいう言葉は聞いたことあると思いますが、じゃあ担当つきってどういう状態のことなの?となると思います。
担当編集者は、「この人はいいものを持っている」と可能性がある人を見つけると、漫画家デビューに向けてついていただけます。こうして、担当の方が自分についていただくことを、担当つきと言います。
担当編集者がついただけでは、すぐデビューいうことにはなりません。ついていただけるということは、デビューができる可能性があり、その可能性にかけて作品を見てくださるということです。
担当つきになるには
- 持ち込みをする
- 賞に投稿する
この2つです。
持ち込みは1つのところだけでなく、数箇所回って持ち込むと、数箇所名刺をいただいた!なんてこともあり、新人賞で担当つきの賞を取るより、持ち込んだ方が早く担当付きになれる確率が高いと思います。
早く担当付きになってデビューしたい方は、持ち込みをお勧めします。
担当編集者との相性もありますし、実際に会ってお話しして、一緒にやるって決めたら、より頑張ろうとも思えますし、こちらの情熱も伝わりやすく、それらの点でもいいと思います。
担当編集者とのやりとり
担当さんとは、基本的には描いたものを送って、電話でのやりとりです。
プロットから、ネームから、下書きから、どこの作業から見てくださるのかは、人によって違うので、そこは確認してみてくださいね。
どこから見ていただくにしろ、FAXで描いたものを送るので、家にFAXがない場合、コンビニなどのコピー機から送ることになります。
複合機にFAX繋げられると、いちいちコンビニ行かなくてもよくて、担当さんとのやりとりがスムーズです。一回、コンビニで送ったことがあるのですが、読み込みの後の送信時間が長くて、ただ待ってるだけになるので、
コピーしようとやってきたお客さんがもう終わったんでしょ?って顔で見てくるのがいたたまれなくなります…違うんです、時間かかるんです、すいません…と(苦笑)
時間短縮のためにも、FAXが繋げられる複合機を購入されるといいですよ!一発で送れたらいいですが、送信失敗したら、また始めから送らないといけないので。
編集部へFAXの送り方
FAXを送る際は、誰宛に何枚送ったのかというのを知らせるために、「FAX送付案内状」は付けて送ってください。分かればいいので、本来打ち込んだものがいいと思うのですが、打ち込んで印刷するという、手間時間もかかるので、そこに時間をかけるくらいなら、早く送るためにも手書きでも大丈夫です。
これがあると、「誰から、誰宛てに、いつ、どのような内容のFAXが、何枚送られてきたのか」がよくわかります。
編集部への送付状の書き方
- 「FAX送付状」と書く(この書類は送付状だよということを明記する。)
- 送った日の日付
- 何編集部の担当さん宛てなのか
- 誰から送られてきているのか、自分の情報(名前と電話番号)
- 挨拶と内容について(例:ネームが完成しました)
- 送付状と合わせて何枚になるのか
これらが入って入れば、送られた時に担当さんもわかりやすいかと思います。
送ったのに担当さんからの連絡がない…
担当さんも、1人に1人の面倒を見ているわけではなく、たくさんの方とやりとりをしているので、連絡したつもりだとか、忘れてしまうこともあると思います。その際は、こちらから催促の電話を入れましょう。
とはいえ、いつから催促していいものかわからない。と思うでしょう。私は3日連絡がなかったら催促してもいいよと言ってくださる担当さんだったので、3日くらいで催促していました。
OKでないと進めないのであれば、連絡が来ない限りずっとかけないということなので、こちらからかけないと進むことができません。
まとめ
- 担当さんはプロになる前にもつくことがある
- 持ち込みをするのがオススメ
- 家でFAXが出来るよう複合機があるといい
- 返事が中々こない場合は催促の電話を
担当さんがついたら、こまめに連絡を取り、デビューに向かって二人三脚で頑張ってくださいね!